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S.IWATA

文化

2024.8.15

UZUZ社員インタビュー

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UZUZ COLLEGE入社までの経歴

全く就活をせず、大学を卒業。僕がUZUZ COLLEGEで講師になるまでの道のり

大学は、文学部の哲学科に進学しました。もともと本を読むのが大好きで。「書かれた文章の裏にある考えは何なんだろう」と著者の思想に興味があり、思想史を学んだり、研究したりしていました。

 

そんな感じで学業には精を出していたのですが、就職活動については大学に在籍していた4年間、一度も行いませんでした!その理由は単純明快。「世の中の皆と同じことをするのが嫌だったから」です。

 

“〇〇すべき”という概念が小学生の頃から好きではなく「皆がAに行くなら、僕はBに行く」というタイプでした。誰かや社会の何かに決められるのではなく、最初から最後まで全部自分自身で決めたかったんです。

 

「卒業後の進路が決まっていない方が、ヒリヒリして人生楽しそう!」という冒険心もあり、大学をそのまま卒業しました。卒業後は、一気に目の前から進むべきレールがなくなりましたね。就活をしていなかった以上、当たり前っちゃ当たり前なんですが(笑)。

 

「今後の事も決まっていないし、この先どうしようかな~」と思いつつも、ひとまず、大都会東京へ旅行で行くことにしました。

 

当時は地元の大阪にいたのですが、東京は物も情報も日本で一番集まってくる唯一無二の都市で興味があったんです。大阪府民にありがちな発想として「大阪以上の都市が日本にあるとしたら、東京しかないだろう」という漠然とした思いもありました。

 

改めて東京へ行くと「やっぱり東京ってすごいな!」と。受けた刺激もそのままに、東京で暮らすことを決心。数週間後には東京の不動産屋を訪れ、オススメされた1Kの部屋をそのまま契約しました。

 

3月に上京し、しばらくは今までの貯蓄をもとにとにかく遊んで暮らす日々(笑)。新宿や国立など見知らぬ土地を、思う存分ひとりで練り歩きました。

 

ただ、7月頃になってくると、さすがにお金が底をつき始めまして。正直、働くのが億劫な自分もいたので「どうしたものか……」と思ったのですが、これはお金のためにも働くしかないなと。

 

元々大学時代に塾講師のアルバイトをやっていたので、その経験を活かし、塾で講師として働くことにしました。

 

塾では、国語・社会・英語など文系の教科全般を担当。小学6年生を担当したのを皮切りに、最終的には小学生~高校生まで全ての学年に携わらせていただきました。優秀な成績を収める生徒さん達のクラスを受け持ったこともあります。

 

でも、どんどんキャリアを積んで、成績の良いクラスを担当していくうちに「あんまり変化がないな」と感じるようになったんです。勉強を教える業務自体に大きな変化はないし、1年経ったら受け持つクラスが変わる職場サイクルもずっと一緒で。塾講師の業務にちょっと退屈を感じてきたんです。

 

そんな時に、高校の同級生である川原から「ウチが関わっている公共事業の講師をやってみないか?」とオファーがありました。「面白そうやんけ!」と興味を惹かれ、二つ返事で承諾。ネットワーク・サーバーのIT講師としてUZUZ(「UZUZ COLLEGE」のグループ会社)に関わることになりました。

 

実は、元々父や弟がIT業界で働いていまして。実家にはパソコンが何台もあり、IT専門書も山ほどありました。中学生の時、両親にパソコンをねだったら大阪の日本橋のパソコン部品ショップに連れていかれ、パーツからパソコンを作った経験もあります(笑)。

 

なので、仕事にしたことはなくとも、僕にとってITはそれほど縁遠い世界ではなかったんです。

 

IT講師の業務を終えた後も、IT教材作りに携ったり、UZUZとの関わりは続いていきました。そのうち、気が付いたらどんどんUZUZと仕事をする時間の方が多くなっていて。

 

「塾講師はやり切った」という思いもあったので、勤続10年の節目で塾を退職し、業務委託としてUZUZに転職(現在はUZUZから分社化した「UZUZ COLLEGE」に所属)しました。これが僕がUZUZに携わるまでのストーリーです!

UZUZ COLLEGEでの役割

キャリアの“セカンドチャンス・サードチャンスを手助けできる”存在に

僕は今、IT分野の学習・就業サポートを手掛ける「ウズウズカレッジ(ウズカレ)」に所属しています。公共事業の案件獲得や管理、法人向けIT研修のコーディネート、研修を用いた採用サポートなど、様々な業務のマネジメントに携わっています。

 

僕は、ウズカレは今まさに「転換期」を迎えていると感じているんです。

 

ウズカレに参画してから約3年、色々と手探りで事業を進めていく中で、段々とウズカレの強みが分かるようになってきました。その強みを踏まえた上で、これからどうやってウズカレをより大きくしていくのか。どんな価値を社会に提供していくのか。

 

そんなウズカレの“この先”を方向づける時期、僕の感覚で言うと「革命前夜」が訪れていると思います。

 

また、ウズカレにおいては、やはり「学び」が大きなテーマになっていると思います。

 

ネットワークなどのIT技術からJavaなどのプログラミングまで、ウズカレでは色んな講座を開いていますが“学び”って色んな捉え方が出来ると僕は思うんです。楽しむための学びだったり、人生を豊かにする学びだったり、多種多様な学びが世の中には存在しています。

 

では、ウズカレでの学びとは何なのか?それは「働きに繋がる学び」です。

 

働く上での学びには、10を11にするような元々のスキルを伸ばす学びもあれば、0から1のように全く新しい知識を身につけていく学びもあります。どちらも大切な学びだと思いますが、ウズカレが手掛けるのは「0を1にする学び」。

 

例えば、未経験の方が希望分野で開花していくための学びサポートや、新たな分野への学びの1歩を踏み出すきっかけ作り。それが、皆さんに対してウズカレが提供できる価値です。

 

「何歳になっても学びで人生を変えていい!」と、僕は思っています。だからこそウズカレは、未経験からエンジニアへの転職など、キャリアのセカンドチャンス・サードチャンスを手助けできる存在でありたいですね。

仕事を通じて記憶に残っている印象的なこと

オンラインが普及した今だから感じる「現地に足を運ぶ意義」

ウズカレでは公共事業などで、日本の各地に行く機会があります。これまでも長野・福岡・静岡など、様々な土地に行ってきました。色んな土地に行ける楽しさに加え、最近は「現地に足を運ぶ意義」を感じています。

 

今は日本全国、はたまた世界のどこにいてもオンライン上で繋がることが出来ますよね。場所を選ばず、フラットにコミュニケーションが取れる点はオンラインツールの魅力です。

 

でも、それぞれの土地が抱えている課題や悩み、あるいは強みって、やっぱり足を運んで現地に行ってみないと分からない部分があるんですよね。表面的なことならオンラインでも分かるのですが、顔を突き合わせて話をして、肌で感じてみないとどうしても根っこの部分までは見通せないというか。

 

本当は何を求められているんだろう、自分達はどんな価値を提供出来るんだろうと、突き詰めて考えるためにも“現地に足を運ぶ意義はある”と感じています。

 

極端かもしれませんが、相手が悩んでいても、怒っていても、泣いていても、オンラインだと目の前に本人はいないし、回線さえ切ってしまえば会話はそれで終わりに出来るんですよね。相手を簡単に切り離せるオンラインだからこそ、きちんと相手を意識しないと全部が表面的で他人事になってしまうと思うんです。

 

様々なことを人ごとにしないためにも、現地に行って、生の声を聞く姿勢を大切にしていきたいと思っています。

UZUZ COLLEGEの講師として大事にしていること

人の人生に関わる以上、“全てをかける”意気込みで

自分が持ち合わせている物を惜しみなく使う、つまり「自分をオールインする」ことを大切にしています。

 

これからの仕事や生き方を選んでいく時「本人の納得感」はとても大事だと思います。でも僕は、本人の納得感に“任せきり”になるのは、違うと思うんです。

 

「本人が納得しているから良いんだ」というスタンスは、間違えればアドバイスする側の逃げ道や言い訳になってしまうと感じています。

 

人生に関わる就職・転職をサポートすると決めたのなら、既存の仕組みや枠組みも取っ払った上で、この後をどう歩んでいくのか、本人にとってはどういう道が良いのか、相手のことをきちんと想像して提案をしていきたいです。

 

絶対の正解がない就職・転職に対してアドバイスをするわけですから、常に本気で、誰よりも業界に詳しい「プロでありたい」とも思っています。僕自身、プロであり続けるため、仕事が終わっても予定がない時などはIT関連やビジネス本を読んだり、勉強を欠かさないようにしています。

 

正直、どの受講生の方よりも勉強している自信があります(笑)。でも、そう思えるほど努力するスタンスや心意気が大切だと思うんです。自分の時間とリソースをかけて向き合う“オールイン”の姿勢。これからもその姿勢は貫きたいです。

働く上での意気込み

自分の選択・決断・失敗を「きちんと背負える人」になりたい

僕は、代表の岡本や専務の川畑と「肩を並べられる存在」になりたいです。

 

例えば、現状だと僕が失敗した場合、岡本や川畑などがその失敗を一緒に背負って肩代わりしてくれます。精神的にも、まだまだ彼らに引っ張ってもらう瞬間がたくさんあります。

 

代表や専務の肩書を考えると当たり前のことかもしれませんが、僕は岡本や川畑と肩を並べられるような、あるいは抜きん出るような存在になりたいんです。役員などの肩書が欲しいという意味ではなく「自分で選択し、リスクをきちんと背負える人」になりたいなと。

 

肩を並べてリスクを背負える存在になるには、枠組みやルールなど、僕自身の意識や環境をどんどん壊していくことが必要だと思っています。むやみやたらにルールを破るのではなく、ルールや選択の幅を広げていくイメージです。

 

人生や仕事において、新しい道に進んだり物事に決断を下す時、保証はありません。「〇〇をしたら絶対成功できる!」という確約された道なんてなく、ある意味、何もない中で物事やこれからを決めなければいけない。

 

そんな正解も保証もない環境で決断をしていくには、自分の知見や選択肢を広げ、“こうあるべき”という意識を壊していく過程が必要です。その過程がなければ、きっと新しい物事を始めたり、先を見通していくことは出来ないんじゃないかなと。

 

何もない環境でも選択肢を見出して決断し、その全てを背負っていける存在になれるよう、これからも僕は修行を積んでいきたいです。

この記事を書いた人
UZUZホールディングス編集部

UZUZグループにまつわる「ヒト・モノ・コト」について、分かりやすく丁寧に発信します。2013年から公開している株式会社UZUZのオウンドメディア「第二の就活」では「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。