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T.WATANABE

文化

2024.4.15

UZUZ社員インタビュー

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UZUZ入社までの経歴

「理系あるある」の“どん底”から、まさかの大ドンデン返し

私、第二新卒経験者なんです。

 

最初に入社した会社は丸1年程で辞めたんですが、その理由は今思うと「理系あるある」でしたね……。大学時代は微生物学を学び、卒業論文は皮膚がんの研究について執筆。大学院には進まなかったものの、仕事でもこの経験を活かせるよう、研究開発の分野に絞って就活したんです。

 

正直、学部卒なので難航しましたね。30〜40社エントリーしても全然手応えなし。ようやくある製薬会社からポコッと内定をもらい「キター!」とやり切った気持ちでいっぱいになり、迷わず就職を決めました。学部卒の私は、“エンジニア総合職”という枠での採用。実際、がんの治療薬の研究に携わることができました。

 

状況が一変したのは、入社半年後のこと。

 

突然、実家がある栃木県の製造工場に“飛ばされた”んです。ラインスタッフとして派遣社員の方とひたすら医薬品や化粧品のキャップ締め、箱詰めを続ける日々……。思い描いていたキャリアパスとは全く違う方向になり、正直かなりショックを受けました。「絶対辞めてやる!」という考えがすぐに浮かんだものの、心の中では結構葛藤しましたね。「ここで辞めたら親に申し訳ないな」とか「給料は結構いいからもう少し頑張れるかな」とか。

 

でも、最終的に自分の気持ちが納得できなかったんです。

 

その現場には、私と同じように“研究職から工場ラインに異動して30代、40代になった先輩”もかなりいました。会社に相談しても「研究開発には戻れないだろう」という話。誤解してほしくないんですが、製造ラインの仕事が悪いってことじゃないんです。大切な仕事ですし、ルーティンワークがハマる人もいますから。でも、私の場合は違ったということ。

 

もっと創意工夫できる仕事をしたいと思い、会社には内緒でこっそり転職エージェントに登録しました。

 

2度目の就活は、自分でも意外な方向に興味が向きました。なんと、人材系の営業です。

 

きっかけは、製造ラインにいた時に派遣社員の方と関わっていたこと。世間では割と「派遣」をネガティブに捉える傾向があるかと思いますが、実際は、本人が生活に合わせて前向きに派遣を選択しているケースがあると知ったんです。現場で社員マネジメントも担当したので、人材派遣会社の営業の方と話す機会もあり、「人の生活に関わる面白そうな仕事だな」と感じていました。

 

転職するために登録したエージェントは10社ほど。万全の体制で人材系営業職への転職を目指しましたが、現実は厳しかったです……。

 

半年間も書類選考だけで弾かれまくる毎日を過ごしました。

 

理由は明確で、①短期離職②営業経験なし③社会人経験が弱い、ということ。志は高いつもりなのに、リアルにスキルがない自分を自覚して、もう情けなくて、焦ってしまって、メンタルはどん底でしたね……。

 

実家の家族からは「今の仕事でのんびりやるのもいいんじゃない?」と言われたものの、「このまま30代40代になるのは嫌だ。失敗続きでも、とにかく探そう」と諦めず動き続けました。

 

そんな中、UZUZとの出会いがあったんです。

 

「第二新卒・エージェント・おすすめ」というキーワードで検索したら、たまたまUZUZが検索結果のトップに出てきて。それで求職者として登録したんですが、担当キャリアアドバイザーだった今枝がじっくり話を聞いてくれた上で、「だったら、うちを受けてみませんか?」って言ってくれて。まさかの展開。目から鱗の提案でした。

 

とはいえ、過去の反省から結構慎重に考えましたね。「UZUZはベンチャー企業だけど、大丈夫かな」とか(笑)。

 

ただ、キャリアアドバイザーのカウンセリングや採用面接を通して、「この会社はただの経歴や実績ではなく、人の思いや可能性、今までのプロセスを見てくれる」と感銘を受け、信頼できる会社だと確信。「自分と同じ理系出身者の就活を支援したい」と自分の強みを伝えた結果、今の私がいるというわけです。

UZUZでの役割

過去の自分のような「こんなはずじゃなかった」をなくしたい

入社後は、約1年既卒・第二新卒の方の就職・転職サポートに従事し、直近では“新卒チーム”のリーダーとして、チーム立ち上げから携わっています。

 

既卒・第二新卒サポートにおいては理系の求職者の方も多くて、毎日のように面談しています。理系ならではの悩みも多く、例えば「在学中は研究に集中しすぎて、気づいたら既卒になっていた」とか「就職先で思ったような研究ができなかった」とか。

 

本人は自信をなくしていることも多いのですが、話を聞くとポテンシャルしかない方だったりするんですよ!一緒にキャリア形成して、キャリアアップしている方もいます。そんな毎日に、私自身もすごくやりがいを感じます。

 

そして、今チームを任されて1番注力しているのが、“新卒の支援事業”です。

 

そもそも新卒の時点でしっかり自分の軸を設定し、それにマッチした就職ができれば当然ベストですよね。そうした課題解決のため新卒チームでは、日々、新卒学生の方とのサポート面談を行っています。

 

私自身はチームリーダーとして、メンバーの教育・マネジメントや社内のリクルーティングアドバイザーと取引企業の選定も行っています。

 

各大学にも就職支援の仕組みはありますが、私たちの専門性を活かしたキャリア形成のアドバイス、適切な求人情報の提供、効果的な面接対策といったサポートを充実させ、私のような「こんなはずじゃなかったのに」という人生の誤算を経験する方をなくしていきたいと思っています!

 

私自身も就活では「研究職は大学院卒じゃないとなれないだろうな」と、勝手に自分の選択肢や可能性を狭めてしまっていたと思うんです。だからこそ「学生の方に新しい気づきと選択肢を提供する」ため、新卒チームとして歩みを進めていきたいです!

仕事を通じて記憶に残っている印象的なこと

劣等生からのスタート。猛烈な努力で自信をゲット!

実は入社早々、めちゃくちゃ悔しかったことがあったんです。

 

入社1ヶ月目にキャリアアドバイザーの試験があったんですが、なんと同期生3人のうち私だけが不合格に。本当に情けなかったですね……。

 

他の2人は、前職でバリバリの営業だったり、人材系でアドバイザーとして活躍していたり、経験値がすこぶる高い。一方の自分は、営業センスも経験もゼロ。

 

でも、「勉強する力」だけは自信があったんです。やるしかないですよね。泥臭く、求人企業の分析、業界分析を「誰にも負けない!」と言い切れるくらいやりました。求職者の方に根拠ある提案をするために欠かせない知識だったので、もう必死でしたね。

 

そんな日々の甲斐あって、徐々に結果もついてきました。なんとか試験に合格しキャリアアドバイザーとしてデビューして2ヶ月目、事業部全体で2位の成績を達成。社会人になって初めてバックグラウンドに“数字”を乗せられた瞬間です。嬉しすぎて脳汁が出ました(笑)!

 

UZUZのトライ&エラーを認めてくれて、良い所は褒めて伸ばしてくれる社風にも助けられたと思います。9ヶ月目、UZUZ史上最高の営業成績を出すこともできました。「自分には何もない」「思いばかりで実力が伴ってない」と落ち込み続けた経験をバネにできたことは、自分の自信にも繋がりましたね。

キャリアサポートにかける想い

転職しない方が良いなら勧めない。正直に全力で向き合います!

キャリアアドバイザーとして大事にしていること

私自身の就活は「失敗」しかありませんでした。そのため「みなさんには失敗させないように」ということだけは強く意識しています。

 

私の一言が求職者の方の人生の方向づけに影響するので、責任重大です。だからこそなんですが、話を伺って「今の会社を辞めない方がいい」と思った方には、転職を勧めません。

 

逆に「情報収集しておきたいけど、現時点でリアルな就活は考えていない」という方でも“どう考えても転職した方がいいケース”の場合は、きちんと転職の提案を。「やりたいことが見つかっていない」方でも、未来のビジョンや夢の設定から一緒に進めるようにしています。

 

本当にその方の人生が良くなるよう、正直に全力でサポートする。そんなあり方を大事にしています。

 

新卒の方に向けては、“幅広い選択肢のご提案”と一緒に“5~10年後の将来設計をすること”を意識しています。

 

ほとんどの学生の方は「内定」や「自分のやりたいこと」をゴールとして就活を進めています。内定やご自身のやりたい気持ちはとても大切な要素ですが、それらだけをゴールにしてしまうと2~3年はうまくいっても、その後が苦しくなってしまうと思うんです。

 

もちろん、苦しくなったら転職という選択肢もあると思うのですが「やりたいことが出来なかったから」「思っていたのと違っていたから」などネガティブな理由での転職は、できるだけしてほしくないなと。どうせなら、スキルアップなどポジティブな理由で転職やその後キャリアを選んでいただけたらと思うんです。

 

なので、将来、学生の方がネガティブな転職をしなくて済むように、5~10年後までを見据えたキャリアサポートを心がけています。とはいえ、自分だけで5~10年後までを想像するのは難しいですよね。そんな時こそ、私たちを頼っていただいて、面談を「本当の意味で将来設計できる場」にしていけたらと思っています。

私の強み

現状うまくいっていないのはなぜなのか。その状況にある根本的な問題を見つけるのがめちゃくちゃ得意です。すごく強気で言ってしまいますけど、求職者の方が困っているポイントを可視化して、解決方法を設計していくことについては誰にも負ける気がしません。

 

だから「どうしてうまくいかないのか分からない」「どう解決していけばいいのか分からない」という方は、ぜひ相談にきていただきたいですね。

 

面談に来てくださる方へのメッセージ

私自身エージェント10社に登録した経験があるので分かるんですが、エージェントの中にはこちらの話も聞かず求人を出してきたり、AIが求人を送ってくるところもあるんです。

 

新卒の就活においても、AIを用いたり、本人の意思よりも企業側の事情で決め打ちで会社を提案してくるところもあります。“営業ゴリゴリ”で圧をかけられるのも、就活・転職している身としては怖いですよね。

 

でも、UZUZは違います。

 

学生の方や求職者の方とのカウンセリング時間は、一緒に夢を設定したり、将来像を作っていく場です。私の場合、化学エンジニアの知識について困っている方がいたら、完全業務外で相談に乗ることもありました。もはや趣味の領域でのお付き合いですよね、それって(笑)。

 

そんな風に、機械的でなく“人と人として”の付き合いを大事にしてるので、シンプルに話をする感覚で来ていただけたらと思います。もちろん、情報収集だけの面談でも構いません。ぜひ、安心して頼ってもらえたら嬉しいです!

この記事を書いた人
UZUZホールディングス編集部

UZUZグループにまつわる「ヒト・モノ・コト」について、分かりやすく丁寧に発信します。2013年から公開している株式会社UZUZのオウンドメディア「第二の就活」では「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。