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D.KAWAI

文化

2024.9.09

UZUZ社員インタビュー

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UZUZ入社までの経歴

高校・中学講師から個人塾の経営まで。学びに携わってきた僕が“ウズウズカレッジ”に出会うまで

大学時代は、経済学部に所属。公認会計士の勉強をするため別の予備校にも通い、いわゆるダブルスクールで学んでいました。

 

でも、勉強に取り組むうちに細かすぎて自分には合っていないなと思うようになり、すっぱり公認会計士への道は諦めました(笑)。

 

その後に目指したのが「教員」です。特にやりたいこともないし、潰しが効く教員免許でも取っておこうかなと思い立ったんです。

 

そんな安直な理由で2年生から進路を変えたこともあり、卒業時には単位が取り切れず……。たった1単位を取るためだけに、地元の岐阜から大学のある大阪まで通う生活を、さらに1年続けました。僕の計画性の無さが見事に露呈していた時期だなと思います(笑)。

 

就職活動は一切しなかったものの、大学卒業後は教員免許を活かして、地元の高校の非正規常勤講師として働き始めました。担当教科が社会科だったので、地理・歴史・公民などを毎日生徒たちに教えていましたね。

 

特に大きな目標も持たず、成り行きで就いた高校講師の仕事でしたが、これが楽しくて楽しくて……!高校の雰囲気や上司・同僚に恵まれて、想像以上にやりがいと楽しさを感じながら働くことが出来たんです。

 

多分「自由と裁量を持たせてもらえたこと」が僕にとっては働きやすかったんだと思います。

 

吹奏楽部の副顧問もやっていたのですが、顧問の先生は僕を押さえつけることなく本当に自由にやらせてくれて。生徒たちに混ざって楽器を弾いたり、BBQや忘年会をしたり、和気あいあいと過ごすことが出来ました。

 

あと「創造性が求められること」も面白かったですね。固い仕事に思われがちですが、講師って結構クリエイティブ性が求められるんです。

 

すでにカリキュラムが決まっているなかで「何をどう生徒達に教えていくのか」「使う食材は決まっているけど、その食材をどんな技術でどんな料理にするか」を委ねられているような感覚でした。

 

自分なりの工夫や創造性を発揮できる点や、学ぶ道のりを作る過程が面白くて、結果的に4年ほど講師を続けました。

 

その後は、数年受け続けていた教員採用試験に受かり、中学校の社会科教諭として勤務し始めたのですが、これが高校とは打って変わって、全く楽しさを見出せなくてですね……。

 

生徒さんや親御さんは良い方たちばかりだったのですが、どうしても“中学校の教育現場”が僕には合わなくて。高校と違って、赴任した中学では“自由や裁量”がなかったんです。

 

例えば、クラスの学級目標って皆さん考えたことがあると思うのですが、中学では学級目標を教室のどこに貼るかまで厳密に決められているんです。それ以外にも、朝の会の進め方、本棚の位置、ロッカーに入れる物の項目まで、全てがこと細かに指定されている環境でした。

 

「発達障害がある子などは、黒板周辺にたくさんの情報があると気が散ってしまう。なので、掲示物は違う場所に貼って対応してあげると良い」と研修で教えてもらったので、早速教室で実践してみた時なんか、すぐに「河合先生、ちょっと」と呼び出されて……(笑)。

 

「なんで掲示物をずらしたんですか?他の先生も戸惑うし、このクラスだけ違ったら他の生徒から文句もくるでしょ?」と指摘されてしまいました。

 

生徒の学ぶ環境を整えるためにアイディアを思いついても、学校全体で足並みを揃えなければいけない瞬間が多々あって、しんどかったですね。

 

結局、中学教諭は1年半で辞めることにしたのですが、退職までの3ヶ月は学校へ行くのがイヤすぎて、朝起きられないこともありました。先生たちが悪かったわけでも、学校の制度が悪かったわけでもないと思うのですが、単純に僕には環境が合わなかったのだと思います。

 

中学を退職後は、個人で学習塾を運営しました。中学教諭を辞めるにあたって、1度転職活動をしてみたのですが“28歳・教員”という経歴ではあまりにも職種の選択肢が無くて……。

 

「自分には市場価値がない。どこにも行けないんだ」と実感し「今までの就活やキャリア選びは失敗だったのかも」と初めて落ち込みました。“ウズウズ”とは対照的に僕の人生で最大の“ウツウツ”期の始まりでしたね(笑)。

 

そんな中で「興味のない職種に就くのも違うし、ひとまず今までの職歴を活かしてできることをやってみよう」と学習塾に辿り着いたんです。

 

岐阜県でレンタルスペースを借りながら運営をしていたのですが、幸運にも何人かの生徒が集まってくれて。2年ほど講師として働きました。

 

そうして講師として働くうちに、大学の同級生の川原から「法人研修の講師をやってくれないか?」と打診がありまして。僕自身法人研修の経験はなかったものの、当時川原には転職の相談に乗ってもらったり、UZUZの面談に同席をさせてもらった縁もあったので、2つ返事で「やります!」と答えました。

 

これが僕がグループ会社のUZUZ、そしてウズウズカレッジ(ウズカレ)と関わり始めたきっかけです。

 

ウズカレに携わり始めてからは、オンライン講師を勤めたり、動画作成を担当したり、本当に色んな業務を経験させてもらいましたね。

 

昼はウズカレで講師や動画作成を担当し、夜はオンラインで子ども達の学習をサポートする生活を4年ほど続け学習塾は閉業。その後は、めでたくウズカレ1本で働くことになりました!

UZUZでの役割

マネージャーに就任して感じる「変化」と「物を売る責任」

ウズカレでは、教材販売や、社内システムの構築を担当していますが、主な業務は講習で使う「教材コンテンツ作り」です。

 

作成するコンテンツは動画がほとんど。CCNAやJavaなど題材になりそうなコンテンツやワードにあたりをつけたら、関連する参考書や書籍を買って勉強。資料をまとめた後、自分で動画の撮影から編集までを担当しながら、教材を作成しています。

 

動画作成はコロナ禍から始めたのですが、ピークの時は3~4ヶ月ぶっ通しでコンテンツ動画を作り続けていましたね。作成した動画は、法人研修の資料として使ったり、オンライン学習プラットフォームで販売したりしています。

 

コンテンツ作りに関しては、今は須田がディレクターとして指揮を執ってくれているので、おんぶに抱っこで見守るだけのことも多くなりましたが……(笑)。引き続き、制作には携わっていけたらと思っています。

 

今僕はウズカレで事業マネージャーとしての役割を担っているのですが、役職が変わったことでの難しさも痛感しているところです。

 

例えば、今までは良い動画を制作するところまで考えれば良かったんです。でも、マネージャーとしては作った動画を販売するところまで、つまり「ビジネスとして成立させるまで」の視野と責任を持たなければいけません。

 

営業経験もなく、どちらかというと今まで自分の好きに働いてきた僕にとっては新しい挑戦です。こう見えて根暗なので、本当に僕に営業が務まるか不安になる時もあるのですが……(笑)。

 

でも、良いコンテンツを作って、きちんと売って、学びを届けられる機会を増やす。それはウズカレのためにも、利用者の方の豊かな学びにも繋がると思うので、めげずに頑張って取り組んでいきたいと思っています。

仕事を通じて記憶に残っている印象的なこと

「どんな挑戦」もさせてもらえる環境がウズカレにはある

正直にお話しすると、印象的な出来事が思い当たらなくてですね……(笑)。でも、それは決して悪い意味ではないんです。

 

僕はウズカレの仕事を無限に続けられる「趣味」のような物として捉えていて。働いていることでずっとウズウズしているし、楽しいからこそいつまでも働き続けられているんです。

 

とはいえ、仕事なので評価されたり、事業マネージャーとしての責任を感じる部分はあります。それでも楽しいと思えるのは、ウズカレに「自由と裁量を持ちながら働ける環境があるから」だと思います。

 

きちんとした理由を伝えられれば、初めての業務も、未開拓の事業もやらせてもらえる。こんな言い方したら怒られるかもしれませんが“オープンワールドのRPGゲーム”をするような感覚で、僕はウズカレで働いているんです(笑)。

 

どんな道もあるし、どんな挑戦もさせてもらえる。そんな環境で楽しく働けていることが、僕のウズウズや毎日の楽しさに繋がっているのだと思います。

ウズカレの事業マネージャーとして大事にしていること

未経験や知識が無い人にも“伝わる”動画制作を

自分のやりがいに直結する「裁量と決定権」は今後も持ちながら働いていきたいなと思っています。

 

そして、自由に裁量権を持って業務を行うからこそ、自分が関わる商材は妥協せずに作り続けていきたいです。例えばそれが動画なら「これは良い動画教材だ」と自分が思えるくらいには、きちんと1本1本の質に向き合いたいなと。

 

受講者の方にとって質が良い動画を作るためには「イメージ図を入れること」「図解すること」を心がけています。

 

受講者の方のなかには、未経験でITの学習をする方がたくさんいらっしゃいます。だからこそ、知識がない方、文脈を理解できない方でもきちんと理解・学習できるようなイメージ図を作成し、動画内に入れるようにしているんです。

 

例えば、ただ言葉で「サーバーに負荷がかかっている」と言われても、忠実にイメージできる人は少ないですよね。未経験なら尚更です。なので言葉以外の図式や絵を用いて、視覚的にわかりやすくお伝えできるよう工夫しています。

 

僕ら講師が日々何気なく使っている用語も、受講者の方にとっては“新しく触れる言葉であり知識”ですから。イメージに落とし込む教材作りは、今後も大事にしていきたいと思っています。

働く上での意気込み

やるべきことをやってウズカレの「成長」を支えたい

繰り返しになりますが、今までは仕事が趣味だったので「やってみたいな」「これやったら良いじゃん」と自分の感覚に従って働いてきた部分がありました。でも、事業をまとめるマネージャーとしてはきっと違う視点が必要です。

 

ウズカレが成長していくために出来ること、やるべきことは、無限にあります。だからこそ、これからは、裁量と決定権は持ちながら、きちんと会社のためにやるべきことをやっていきたいと思っています。

 

また、自分のことだけではなく、ウズカレのメンバーにどうしたら「気持ちよく働いてもらえるか」も意識していきたいですね。マニュアルを整備したり、働く環境を整えたり、基盤を整えてメンバーが楽しく働くことに貢献出来たらと思っています。

 

マネージャーという役職に就くことも、動画を売るという視点も、組織作りも僕には初めてのことばかりです。立場や視点の変化に戸惑うこともありますが、これからも楽しむ姿勢は忘れずに、ウズカレを成長させていきたいと思っています!

この記事を書いた人
UZUZホールディングス編集部

UZUZグループにまつわる「ヒト・モノ・コト」について、分かりやすく丁寧に発信します。2013年から公開している株式会社UZUZのオウンドメディア「第二の就活」では「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。