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H.UENO

文化

2024.9.12

UZUZ社員インタビュー

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UZUZ入社までの経歴

ラッキーなご縁が重なり、巡り合った“UZUZ”

クラスの人間関係が原因で、私は中学2年生の頃から学校へ行っていない、いわゆる不登校を経験していまして。学習塾には通っていたものの、中学には一定期間行かない時期がありました。

 

中学卒業後は英語が好きだったこともあり、国際科のある高校に進学。親の影響でビートルズの音楽やハリー・ポッターなどの小説に、小さい頃から触れる機会が多かったんです。

 

高校では発音やリスニングなど本格的に英語を学べたものの、どうしても学校やクラスの雰囲気が私には合わなくて。周囲に合わせることがつらくなってしまい、結局1年で中退することになりました。

 

その後は、母の勧めでフリースクールへ。高卒認定試験に合格し、一度は進学を目指したものの将来への具体的な目標を持てず……。フリースクールに通う日もありましたが、18歳〜20歳までは本格的にひきこもっていました。

 

20歳からは訪問カウンセリングなどを受け、少しずつ外出出来るようになりました。フリースクールのスタッフさんなど周囲の方に支えてもらったことで、やっと「これからの人生をどう過ごしたいのか」を前向きに考えられるようになったんです。

 

将来については、ずっと好きな英語で「翻訳家になる」か、フリースクールをきっかけにのめり込んだギターで「演奏家を目指す」のか2つの道で迷い、最終的に「今はギターを極める!」と決意。22歳で音楽の専門学校に進学しました。

 

専門学校ではギター演奏について学んだり、アンサンブルを組んだりしつつ、2年目からはギター講師のアルバイトにも取り組みました。学校を卒業してからも、25歳くらいまでは工場の軽作業・楽器屋店員など日勤のアルバイトと並行して、ギター講師の仕事を継続。

 

生徒さんに教える楽しさと難しさを感じながらいわゆるフリーター生活を3年続けていたのですが、妻との結婚をきっかけに今後の生活を見据えて、自分の収入や働き方を見直すことにしました。

 

そして、約4カ月の転職活動をした後、参加した既卒向けの転職フェアで私はエンジニア職にたどり着くことになります。

 

なかなか勤務先が決まらなかった私に、1社のSES企業が「うちは未経験でも採用するから、興味があるなら話を聞いてみない?」と声をかけてくれたんです。

 

そんなご縁がきっかけで、そのままスルスルと面接まで進み、未経験にも関わらず無事にプログラマーとして内定をいただきました。

 

中高生の頃、見よう見まねでHPを作った経験はあったものの、実務経験は全くもって無く……。なぜその状態からプログラマーになろうとしたのか自分でも正直わかりませんが「これから勉強しよう!」と謎に熱意があったことは覚えています。妻にも「なんでプログラマーなん?」と言われましたね(笑)。

 

入社後は社内研修を受け、電機メーカーさんに常駐。その後、退職するまで約6年同じ現場でプログラマーとして働きました。

 

現場では、保守・運用や新しいプログラムの開発、既存プログラムの修正に従事。いわゆる何でも屋さん的なポジションでした。“プログラマーとしてのいろは”は、現場で培ったと言っても過言ではありません。

 

そんな私はあるご縁がきっかけで、UZUZに転職することになります。

 

現場で働くようになってからどんどんプログラミングが好きになり、私は新しいプログラム言語を独学で学んだり、Xでプログラマー界隈の方をフォローして発信しているブログを読んだりしていました。

 

そうして学んでいる内に「Elm(エルム)」というプログラミング言語にたどり着いたんです。Elmは海外の方が開発したプログラミング言語で、ほとんどの関連資料が英語で書かれていたのですが、当時その関連資料をボランティアで日本語に訳していた方がいらっしゃいまして。

 

私もちょうどElmが好きで勉強をしていた頃だったので、その方とSNSで交流したり、自分の英語力を活かしてたまに翻訳を手伝ったりしていたんです。

 

そうしたら、ある日「自分が業務に関わっている会社が人を探しているので、良かったらどうですか?」とその方から声をかけていただいて。なんと、その会社がUZUZだったんです!

 

当時の私は、仕事の面で自分の力不足を感じることが多くて。SESという勤務形態上、なかなか自分からは意思決定が出来ない立場で、明らかに改善した方が良いと分かっている部分があっても携われないもどかしさを感じていました。

 

また、当時は妻が妊娠していたのですが、コロナ禍で感染リスクを背負うことにも抵抗があって。育休が取りづらい側面もあったので、今後の自分の働き方にも不安を抱えていたんです。

 

そんなタイミングで声をかけてもらい、今思うと本当にラッキーだったなと思います。

 

こうして、無事に転職。私のUZUZで働く日々が始まりました!

UZUZでの役割

「素直に協力しあえる環境」がありがたい

私が所属しているIT事業部では、明確な担当業務は決まっておらず“社内で需要があるIT業務全般”に対して、それぞれが出来ることを担当していくスタイルで動いています。

 

私は「窓口業務」を担うことが多いですね。他の事業部の方からいただく「こういう機能が欲しい」「既存システムのここを変更してほしい」という要望に対して、IT事業部でどのような対応を、また、誰が担当するべきかを適宜判断しています。

 

依頼内容によっては、私自身が既存システムの修正を行うこともあります。

 

先ほどお伝えしたように、前職ではシステムの根本的な改善や修正に携われないことがストレスだったのですが、UZUZに入社してからはそのストレスが全くありません。

 

「自社のエンジニア」になったことで、自分自身が「これはまずい」と思った点に対しても直接アプローチ出来るので、日々やりがいを持って働けています。

 

また「皆で幸せに仕事をしていこう」というUZUZ全体の雰囲気も魅力的です。同じような意識や価値観を持っているからこそ、それぞれが感じた問題点に対して他人事ではなく、皆で一丸となって改善・修正に取り組むことが出来るのだと思います。

 

例えば、他部署のプログラミング知識が無い方でも、エンジニアチームの事情を慮ってくれたり、要望に対して意見を出した時も「なるほど、改めて検討してみます!」と素直に提案を受け取ってくれたり。信頼関係を築けている環境が本当にありがたいですね。

仕事を通じて記憶に残っている印象的なこと

“喜んでくれる姿”が何よりのモチベーション

人によって仕事のやりがいは様々だと思うのですが、私は「自分が直接関わっている方が喜んでくれること」にやりがいを感じるタイプで。

 

なので、自分の行動で問題点が解消された時、そしてその解消によって他の社員が喜んでくれた時が1番嬉しいですね。

 

「システム改善のおかげで日常業務がやりやすくなりました」と感謝の言葉をもらったり、新しいシステム導入をお伝えした時にポジティブな反応をもらえると、素直に「力になれて良かったな」と感じます。

 

エンジニアチームメンバーからも「あの時対応してもらえて助かりました」と言ってもらえることも本当に嬉しいです。

 

こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、私は会社の売り上げに貢献するよりも、自分の周りにいる人の力になれることの方が嬉しいんだと思います。……我ながら単純ですね(笑)。

 

これからも自分のスキルを十分に活かしながら、皆さんの業務や働く環境をどんどんより良いものにしていけたらと思っています。

UZUZのプログラマーとして大事にしていること

「考えることをやめない」プログラマーに

「依頼された業務の全体像を見ること」は、日々意識しています。

 

プログラミングをすることは、プログラマーにとってとても楽しい業務だと私は思うんです。変更を加えたり、綺麗な設計を作るのはプログラマー冥利に尽きます。しかし、逆にそこに集中しがちになってしまう部分もあるなと。

 

その意識があるので、自分が対応する時にはプログラミングだけに意識がいかないよう注意しています。

 

例えば、他部署から新しいシステムの構築を依頼された場合。単純な依頼内容だけでなく、相手がそのシステムを求めている理由や実装に必要な要素、さらにメリット・デメリットなどを含めて、そのシステムの導入によって起こる変化にまで目を向けています。

 

構築しようとしているシステムは合理的なのか、特定の誰かだけのメリットになっていないか。長期的な視点で考えることは常に心がけているところです。

 

そうやって「本当にやるべき価値があるのか」を見極めた上で、やらないという選択肢を選ぶこともあります。

 

状況によっては、依頼した本人も自分の依頼が現状に即しているものなのかどうか、定かじゃない場合もあるんです。そういう場合は、私たちプログラマーが依頼をもとに新たな提案をさせてもらうことで、より良い改善に繋げています。

 

依頼や解決策には、色んな可能性が考えられる。だからこそ、依頼をただ引き受けるのではなく「考えること」にきちんと取り組める、「考えることをやめない」プログラマーでいたいと思っています。

働く上での意気込み

誰かが「ワクワク働く」ための力になれたら

上長の藤谷と、ちょうど私の今後のキャリアについて考えた時期がありまして。

 

前職から約10年プログラマーとして働いてきて、専門的な知識を身に着けていく「エキスパート」になるのか、周囲の人も巻き込みながら業務を進める「マネジメント」に携わるかの2択で今後の働き方を検討したんです。

 

そこで私は「マネジメント」の道を選びました。プレイングマネージャーのような、自分も一線でプログラマーとして実務に取り組みつつ、周囲の人がワクワクしながら仕事に取り組める環境を作れたらなと思ったんです。

 

客観的にエンジニアとしての市場価値を見ても、マネジメント経験を積んでおいた方が良いという思いもありました。

 

大きくなるまでは子どもたちにお金で苦労をかけず、老後も妻と仲良く暮らしていきたい、というささやかな希望があるので(笑)、マネジメントにも新しく挑戦していきたいなと。

 

今後はマネジメント力を磨くため“優先度をつける力”を伸ばしていきたいです。今窓口業務をしていてもひしひしと感じるのですが、業務の優先度をつけるのは本当に難しいなと……!

 

自分自身の業務管理でもドタバタなのに、他の方の業務までマネジメントするとなるともう大変です。とはいえ、日々訓練しないと磨けないスキルだと思うので、どの順番でやっていただくのが最短か、他の方に対応していただいている間に自分は何をすべきなのか、毎日の業務で考えながら働いていきたいです。

 

その意識とトレーニングの積み重ねが、いつか自分や誰かにとっての働きやすさに繋がったら嬉しいなと思っています。

この記事を書いた人
UZUZホールディングス編集部

UZUZグループにまつわる「ヒト・モノ・コト」について、分かりやすく丁寧に発信します。2013年から公開している株式会社UZUZのオウンドメディア「第二の就活」では「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。