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今回の週刊ひろきは、「どんな人がUZUZグループの役員になれるのか」について。これからも新たな事業・グループ会社を設立し、ミッション達成に向けて全力で進んでいくUZUZ。今在籍している社員の中にも、UZUZで働きたいと思ってくれている方の中にも、「役員を目指したい!」と考えてくださっている方も、きっといらっしゃると思います。
最初に結論から申し上げますが、UZUZでは「これをやれば役員になれる」という明確な基準は設けていません。その代わり、現役員が全員で話し合って決めた「UZUZグループの役員に必要だと感じている11項目」をまとめています。
“UZUZグループの役員を目指したい”とお考えの方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
注意していただきたいのは、これからお伝えする内容は私や役員がUZUZのトップとして大事にしていることではあるものの、決して強要したいわけではないということ。「こう考えないと役員にはなれないんだ……」という思考に囚われてしまうと、その時点でウズウズ働くことから遠ざかり、ウツウツモードに入ってしまいます。
私の人生の目的は、「100年後もウズウズはたらいている世の中をつくる」ことです。そのため、そのゴールに向かって進むことは、誰かに強制されたわけでもなく自分自身の人生として選択しています。
それでも最初から100%目標に沿った行動ができていたわけでもないですし、今でもできていない時がたくさんあります。これからお伝えする思考になったのも、最初からそうだったわけではありません。経営者として高い壁と向き合い続けた結果、だんだんと視座が上がり、形作られていきました。
そのため、これから伝える内容を見ても「自分は経営者を目指しているけど、この視点には辿り着けないから無理だな……」とは思う必要は全くありません。最初からできる人なんていません。「今の状態」と「未来のなりたい姿」のギャップがあるのは当然のことなので、役員を目指したい方は、“進む方向性の指針”として読んでいただければと思います。
経営者として、利益を出すのは当然のことです。利益が出なければ従業員の報酬を増やすことも、新たな投資をすることもできません。また、何かに取り組むときには「成果が出るまでやり切ること」が大切です。経営者になると、今までの延長線上で成果を出すだけではなく、“新たな取り組みで成果を出すこと”も必要になります。
時には、孤独で時間がかかることもあります。
たとえばYouTube「ひろさんチャンネル【就活・転職支援のUZUZ社長】」も、立ち上げた当初は動画を出せども出せども全く伸びませんでした。何度も「そんなことやっていて意味あるの?」と言われてきましたが、自分の信じる道に向かって試行錯誤しながら、愚直に行動を積み重ね続けました。
その結果、YouTube「ひろさんチャンネル【就活・転職支援のUZUZ社長】」は、チャンネル登録数が7.8万人(2025年6月時点)を突破し、就活YouTubeチャンネルとしてはトップ5に入るほど成長させることができました。
新たなチャレンジには孤独がつきものだったり、なかなか成果が出ず、壁にぶち当たる辛い瞬間もあります。ですがもし経営者を目指すのであれば、“年単位で、高い壁を超える経験”を早いうちに積んでおくことをおすすめします。
役職が上がれば上がるほど、多角的に物事を考える能力の重要性が上がってきます。
たとえばキャリアアドバイザーとして働いている場合には「リクルーティングアドバイザーがもっとこうしてくれたらいいのに……」のように、“キャリアアドバイザー”と“リクルーティングアドバイザー”という範囲で物事を考えることが多くなりますよね。
ですが、もう少し多角的に考えると「キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーがどうかという次元ではなく、そもそもUZUZの人材紹介としてあるべき姿ってどんな状態なのだろうか?それに近づくためにはお互いどのような選択をするべきなんだろうか?」と、本質的な連携が取れるようになります。
これは、なにもキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーに限った話ではありません。「その施策は、管理部にどんな影響が出るだろうか?」「キャリアサポートチームはどうかな?」と別の部門について考えることができるようになると「会社全体」として物事を判断できるようになります。
さらにもう一段階上がると「株式会社UZUZ(人材紹介会社)にとっては良い施策だけど、ウズウズカレッジ(UZUZのグループ会社)にとってはどうなのだろうか?」などのように、自分だけの利益ではなく、事業や会社を跨いでお互いにとってのベストを考えられるようになります。
このように、経営のトップに近くなるほど「自分がやっていること」だけではなく、「他の人がやっていること・目指していること」も理解したうえで、物事を考える力が重要になります。
経営者の器以上に組織は成長しません。経営者の人格が未熟だったり、思考の範囲が狭かったりレベルが低いと「このトップについていっても大したことできないな」と優秀な方からどんどん辞めていってしまいます。優秀な人材を惹きつけ組織を成長させ続けるためには、他の誰よりも経営者自身が成長し続けることが大切です。
・今年売上/利益を上げることは当然として、さらにその先の未来を考える
・自分がやりたいことだけではなく、一緒に働いてくれる人の夢や理想が重なるよう工夫する
・過去との比較だけではなく、未来の理想的な姿から考えて行動を選択する
・理想的な未来とは何かを考え抜くために、視野や知識を広げるための行動を取り続ける
また、視野を広げるための行動の一例ですが、私は色々な組織に寄付しています。
・あしなが育英会
・ユニセフ
・セーブザチルドレン
・ジャパンプラットフォーム
・World Food Programme
・世界自然保護基金(World Wildlife Fund, WWF)
・国境なき医師団
私の興味関心事項は「奨学金関連」なのですが、視野を広げるために意図的にそれ以外の分野の組織を選んで寄付するようにしています。そうすると、定期的に冊子やメールが届くので、今まで知らなかった世の中の問題について学ぶことができます。知識の幅を広げることで、社会的な問題をビジネスで解決する方法はないかを考える機会が増えたり、今ではなく10年・30年・100年先の未来について考えることにもつながります。
会社経営をしていると、本当に様々な問題が起こります。そしてその問題の行き着くところ全てが、経営者の責任です。起こる問題を受け止め、成長の糧に変えられる人こそが「経営者」です。
「社長」という立場の私が頭を下げるからこそ、収まる問題やうまく回ることはたくさんあります。頭を下げることを恥ずかしいことと思わずに、自分の役割を果たすことが大切だと思っています。謝れない大人になったらあかん。
一緒に働く人は、経営者の言動をよく見ています。表面的に取り繕っていても、日々の細かい言動・表情などから「こいつは大したことないな」と正しく判断します。「この人の会社なら、自分の貴重な人生の時間を割いてもいいな」と思ってもらうためにも、経営者は内面をしっかりと磨き続けることが必要不可欠です。
また、内面だけではなく、経営者は人前に顔を出す仕事なので外面も魅力的であり続けることはとても大切です。シンプルに不摂生な見た目の経営者(もちろんそれでも魅力的な人もたくさんいるとは思いますが)よりも、見た目的に魅力的だと思ってもらえたり、できるだけ不快感を与えない状態を作ることは大切だと思っています。
私もまだまだ足りないところだらけなので、努力を重ねます!
長くなってしまったので、今回はここまで。「経営者として大事にしていること」の1〜5をお伝えいたしました。次回の投稿で、「経営者として大事にしていること」の後半をお伝えしていきます。ぜひお時間のある時に読んでいただけたら嬉しいです。