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大学は、国際学部に進みました。母の影響で幼少期から韓国のドラマや文化が大好きだったんです。かつて一世を風靡したドラマ「冬のソナタ」のロケ地にも行きました(笑)。
当時は、韓国と同じくらい化粧品も好きで。百貨店のデパ地下でアルバイトをしていたんですけど、暇さえあれば、上の階にある本屋さんで美容雑誌を立ち読みするほど興味があったんです。
「自分の好きなことを学びたい」という思いで大学を選んだので、就職活動も“自分の好きなこと”を軸に、化粧品業界への入社を目指して動き始めました。就活自体はある程度いいところまで進んだのですが、ちょうどそのタイミングでコロナの第一波が来てしまい……。
会社説明会は軒並み中止、それどころか景気回復が見込めないということで企業側も採用活動を控えるようになってしまったんです。全く予期していなかった出来事に、当時は本当に焦りましたね。社会の情勢は読めず、就職先は決まらないし、大学卒業も迫ってくるしで、どうしたらいいか分かりませんでした。
とはいえ、化粧品業界はずっと目指していた業界だったので、しばらくは採用が再開されるのを待っていたんです。でも数ヶ月と経つうちに「これはもうどうにもならないな」と感じて。途中から志望職種を営業に切り替えて、就活を再開することにしました。
営業に切り替えてからは、とにかく受けられる求人を片っ端から受けまくり、最終的にはHP制作会社の営業として働き始めました。これでやっと波乱万丈の就活から解放される!と思ったのも束の間、実は、新卒で入社した会社は「典型的なブラック企業」だったんです。
まず、入社式の翌日からテレアポ業務を命じられました。1人ずつ電話の前に座らされ「この原稿を読みながらこのリストの人たちに電話をかけて」と書類一式を渡されまして。そこからは、とにかく1日何百件と電話をかけまくる毎日です。
配られた顧客リストももう何年も使い回されたもので、そもそも電話が通じない会社もあるし、電話が繋がったとしても先方も営業だと分かっているので、あからさまに嫌そうな対応をされるんですよね。電話できる営業先を自分で探してリストに加えないと売り上げにならない。けれど情報源は限られているので、八方塞がりでした。
たまたま電話でアポが取れても、そこから先方の会社へ移動して、契約が決まるのはその日の夜中なんてことがザラにありました。入社して早々「とんでもない会社に来てしまった……」と落ち込みましたね。
でも、すぐに退職するという選択肢はありませんでした。入社までの努力や苦労が水の泡になるし、何よりここで短期離職しても次の仕事なんて絶対に決まらないと思ったからです。
なので「会社の有休が発生する半年まではなんとか頑張って、有休を消化したうえで辞めてやろう!」と心に誓い、働き続けました。今となっては笑い話ですが、当時は本当に意地で働いていました(笑)。
目安の半年が過ぎてからは、会社に退職の意向を伝え、複数のエージェントを使いながら転職先を探すことに。ふり返ると、転職活動を始めた当初は「化粧品会社への道を考えると営業の実績を積んだ方がいいかも」「次の会社選びは絶対に失敗できない」と色々な考えが巡っていましたね。
そんな思いを抱えるなか、あるエージェント会社から紹介されたのが「UZUZ」でした。
実はUZUZを紹介されるまで、人材業界には全然興味がなかったんです。でも、そのエージェントの方が「良い会社だよ」とUZUZをすごくおすすめしてくれて。そこからUZUZにも人材業界にも興味を持ち始めました。
最終的にUZUZに入社を決めた要因は「やりがいと数字を追い求められること」と「働いている方の人柄の良さ」でした。“仕事に悩む方のために何か出来る喜び”と“営業として数字を追うスキル”。この2つがUZUZでなら叶えられると思いました。
面接の雰囲気が良かったことも入社の大きな理由です。他の会社ではいわゆる圧迫面接を受けたことがあったのですが、UZUZではそんな雰囲気になることもなく、社内見学で社員の方と話した時も、皆さん気さくで良い人ばっかりだったんです。「ここでなら、安心して働けるかもしれない」と感じました。
PCもろくに使えず、テレアポ経験しかなかった私でしたが、こうしてUZUZでのキャリアをスタートさせることになりました。
「入社だけをゴールにしない」ことは、キャリアアドバイザーとして心がけています。
就職・転職というと、どうしても「次の職を決めること」に目が行きがちです。でも私は「将来や入社後のキャリアビジョンを一緒に描くこと」からスタートするようにしています。
元々、キャリアビジョンを明確に持っている方って少ないと思うんです。だからこそ、“キャリア”という括りからだけではなく、例えば「将来の理想像ってありますか?」「こんな風に暮らせたら嬉しいなとかありますか?」とざっくりお聞きするようにしています。
プライベートの理想像からでも「その暮らしをするにはこういう働き方がいいですよね」「これくらいのお給料を貰うためには、入社後にこういう働き方をするといいですよ」とキャリアビジョンを描くことは十分可能です。
また面談では、求職者の方に本音でお話ししてもらうことを大事にしています。なぜなら“将来についての本音”は、入社後のギャップを減らすことに繋がるからです。なので、皆さんの「こうなりたい」という本音をふまえた上で、私自身も綺麗ごとばかりではなく率直な情報をお伝えしていきたいなと。
それを積み重ねることで、入社をゴールとしない、その先の生活を考えたサポートが出来ればと思っています。
実は私、UZUZで友人の転職をサポートさせてもらったことがあるんです。その友人は保育士だったのですが、専門職から民間企業に転職しようすると、難易度が上がってしまう場合もあって……。
加えて友人は就職活動自体が初めてでした。なので、内定を獲得するための対策をとにかく念入りに立てたんです。慣れないことばかりで友人もすごく不安だったと思うのですが、何度も一緒に面接練習をして、意見や考えも丁寧に整理して、最終的に転職を成功させることが出来ました。
今回のケースはたまたま友人でしたが「キャリアアドバイザーとして身近な方の人生の分岐点をサポートすることは、私にとって大きな喜びに繋がるんだ」と改めて感じた出来事でした。
これまで、職歴がたくさんある方や正社員で働いたことがない方、他のエージェントで紹介を断られてしまった方など、様々な方にお会いしてきました。その中には、既卒・第二新卒の就業サポートを軸としているUZUZでなければ、お会い出来なかった方もいるかもしれません。
そう考えると、UZUZでキャリアアドバイザーとして働けて良かったと思います。
「求職者の方に本当に合う職種」を意識していきたいです。正直、キャリアアドバイザーは数字を追う仕事でもあるので、受かりやすい職種や応募しやすい職種というのも情報としては知っているんです。
でも、その仕事が求職者の方に合っていなければ、意味がありません。それこそ「入社をゴールとする転職」になってしまいます。なので目先のゴールではなく「求職者の方にとって本当に合う職種・企業はどれか」を常に考えていきたいです。
そして合う職場を見つけるためには、求職者の方の本音が欠かせません。
変な表現かもしれませんが、最近「お医者さんになれたら最強だな」と私は思うんです。それは、薬を出せるとか治療が出来るとかそういう意味ではなくて、お医者さんって「皆に信頼してもらえている」と思うんです。
皆さん、お医者さんにだったら悩みも要望も痛みも全部素直に話しやすいですよね。そして、素直に話してもらえるからこそ、お医者さんは適切な判断が出来る。だから、私もお医者さんのように皆さんに信頼していただけるような存在になれたら、もっと寄り添った就職・転職のお手伝いが出来るのではないかと思ったんです。
ちょっと突飛な発想かもしれませんが……(笑)。求職者の方により信頼していただけるよう、そして、お一人おひとりの人生に合った企業を見つけられるよう、これからも成長していきたいと思っています。
「共感出来ること」は、私の強みかなと思っています。皆さん社会で色んな経験をされているので、中にはご自身のお話自体に不安を感じている方もいらっしゃいます。
私も半年で最初の会社を退職したので、自分の経歴を話すのが怖い気持ちは少しわかるんです。だからこそ求職者の方がお話ししてくださる時は、絶対に否定せず共感の気持ちを持ちながらサポート出来たらなと。
私自身が共感と配慮を持ちながら面談に臨むことが、求職者の方のより良い就職・転職へ繋がっていくと思っています。
ぜひお気軽にお話ししに来ていただきたいです!
就職・転職したいと思われている方、もしくは検討されている方の場合、少なからず現職に不満や不安を抱えていらっしゃると思います。私自身もそうでしたが、会社に対してネガティブな気持ちを抱えながら働くのってすごくキツいんですよね。
「今すぐに転職したい!」という場合でなくても構いません。悩みやつらい思いをお話ししていただくだけでも大丈夫です。実際「どんな職種があるか知りたくて」と情報収集だけに来る方や、ひとまずお話だけしに来る方もいらっしゃいます。
どんなことでもいいので、皆さんの“本音”を聞かせていただけたら嬉しいです。