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大学1年生の時から、僕はずっと「経営者になりたい」と思っていました。
進学校の高校で、同級生が東大や早稲田に合格する中、僕だけが大学受験に失敗してしまったんです。
一流大学に通う友人を横目に考えたのは「ここから彼らに追いつくのであれば、普通にサラリーマンとして働いてもダメ。だったらお金を稼げる経営者になろう!」ということ。
そう、“かつての級友を追い抜きたい”という安直な理由で、経営者を志していたんです(笑)。
「経営者を目指すのなら、実際の経営者の下で働くのが1番」と思い、大学3年生から始めたのが社長秘書の仕事でした。
高校時代の部活の先輩がパチンコ製造会社を経営していたので、アルバイトとして雇ってもらえることになったんです。
社長は一体どんなことをしているのか、間近で見られるチャンスを貰えてやる気満々でした。
でも、この会社で僕は思いもよらない経験をすることになりまして……。
秘書として働き始めてからは、社長の日常生活から業務サポートまで、様々なことに携わりました。
始発の電車で社長の家まで行って、身の回りの世話をして、帰りは終電ギリギリの毎日。
……ここでもうお気づきの方もいるかもしれませんが、この会社、完全なるブラック企業だったんです。
社員の方も働きづめで、かなり劣悪な労働環境でした。
でも、当時の僕は若かったこともあり「会社ってこういうものなんだ」「30代で社長になるって、やっぱりこれだけの苦労と犠牲を払わなければいけないんだ」と思ってしまったんです。
社長から何か理不尽なことを言われても「理解できないのは自分が未熟だから」と思い込んでいて。
社長とは元々部活の先輩後輩だったこともあり、主従関係が出来上がってしまっていたんだと思います。
大学卒業の時期になっても「社長の下でそのまま働きたい」と思っていたので、就職活動はしませんでした。
でも、社長から「うちで働きたいなら他社で10社くらい内定貰ってこないとダメだよ」「他社から内定貰えない人材はいらない」と言われてしまって。
それならばと就活を始め、無事に10社の内定を取ることに成功しました。
ただ、あくまで社長の会社で働く権利を得るための内定だったので、内定は順番に辞退していきました。
そうして内定をお断りする会社も残り1社となり、迎えた大学4年生の1月。僕は会社の粉飾決算に気づいてしまったんです。
何気なく帳簿を見ていたら数字が合わず、調べていくうちに発覚してしまって……。
「これはヤバい会社だ」と、そこでやっと我に返りました。
すぐに社長に「辞めさせてください」と伝え、そのまま退職。
そして、まだ唯一内定を断っていなかった1社、ハウスメーカーに営業として入社しました。
住宅展示場での営業が主な仕事だったのですが、入社理由が「内定を断っていなかったから」だったので、正直実務に全く興味が持てず。
お客さんと話せる機会も極端に少なく、約1年で短期離職しました。
その後は営業代行のベンチャー企業に転職し、電気やWifiの売り込み営業に約2年ほど従事。
1日平均300件ほどのお宅にピンポンして営業力を鍛え、主任や係長などの役職も経験しました。
実はこのベンチャー企業で、良い出会いがありまして!
僕の営業の師匠である上司と出会い、独立して一緒に会社を立ち上げることが出来たんです。
新会社では引き続き電気関係の営業をしながら、新規事業を立ち上げたり、面接や採用などの人事業務も一括で担当しました。
365日ほぼ休みはありませんでしたが、自分たちで立ち上げたということもあり、やりがいと楽しさを感じながら働けていたと思います。
ただ残念なことに、会社のメインコンテンツだった電気事業がロシア・ウクライナ戦争の影響で打撃を受け、会社の経営が苦しくなってしまって。
歩合制でやっていた部下のお給料が危うくなり、僕のお給料を部下に充てるなど色々と奔走したのですが、結局どうにもならず……。
約2年半がむしゃらに働いてきたのですが、経営状況を鑑み1度会社を離れ、人事として自分の腕を磨く決断をしました。
新しい職種としてキャリアアドバイザーを志望したのは、僕自身が知り合いのキャリアアドバイザーの方にお世話になったから。2社目に転職する時に相談し、色々な面で支えてもらったんです。
救われた経験があるからこそ、今度は自分が人事の知識を活かして誰かの力になりたいと思いました。
そして、辿り着いたのが「UZUZ」です。
大手だと何か変えたいと思っても自分の声が届くか分からないし、あまりにもベンチャーすぎるとと以前のようにこき使われるかもしれないし……と考えていたのですが、UZUZは規模感がちょうど良くて。
会社の安定性もあり、若い世代もいて、努力や成績がきちんとお給料に反映される環境。
まさに、大手とベンチャーのいいところ取りのような会社だなと感じました。
自分のキャリアをどうしたら良いか分からない方を、1から支えられる事業も魅力的で。
人に何かを教えたり、人生相談に乗ったりすることが好きだったので、シンプルに「面白そうだな」「今まで培ってきた能力を活かせそうだな」と思ったんです。
こうして、僕のキャリアアドバイザーの道が始まりました。
こんな荒れた職歴の自分を拾ってくれて……UZUZには本当に感謝しています(笑)。
営業職であるキャリアアドバイザーとしては「数字を追うこと、売り上げをあげること」を意識しています。
“数字を追う”というと「結局、自分の数字しか見てないじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、僕は数字を追うことは、結果的に「求職者の方の将来を考えること」に繋がっていると思うんです。
例えば、求職者の方に求人を紹介したけれど短期離職が起こってしまった場合。
それは、キャリアアドバイザーにとってもマイナスになるんです。自分の社内評価が下がってしまうわけですから。
つまり、求職者の方の“今後”は自分自身にも大きく関係するということ。
だからこそ、合わないと思う職種をおすすめしないようにしたり、本当に働きやすい企業はどこなのか、「それぞれの求職者の方に合った道」を求人のプロとして本気で考えるようになると思うんです。
スタートは確かに“営業としての数字”かもしれません。
でも、数字を突き詰めて考えることは、結果的に「求職者の方のミスマッチを防ぐ」ことに繋がる。
そう考えると、目先の数字だけを追うことに意味はなくても、長期的な数字を追うことには意義があると思うんです。
求職者の方の就職・転職後までを考えるからこそ、未来を見据えた長期的なご提案が出来ると考えてます。
一方で数字だけを意識し続けていると、偏りが出て、求職者の方の思いを置き去りにしてしまうのも事実です。
なので、UZUZが掲げるミッション「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる」を常に心の片隅に置いておきたいと僕は思っています。
求職者の方のサポートは全部が印象的なので、順番なんてつけられないのが本音なのですが……。
就業サポートを担当した方から「感謝のお手紙」をいただいたのは、キャリアアドバイザーをやってきて嬉しかった出来事の1つです。
UZUZを通して就職・転職が決まった方と交流する「アラムナイ」という社内イベントがあるのですが、僕が担当した方が山形から参加しに来てくれたことがあったんです。
直接お会いできるだけでも嬉しいのに、わざわざ僕宛に直筆の感謝のお手紙を書いてきてくれて。
長文で「感謝してます」と伝えてくれて、思わず目頭が熱くなってしまいました(笑)。
いただいたお手紙はお財布に入れて、今でもこっそり持ち歩いています。
大失敗、つまり「ミスマッチの転職」を求職者の方にご提案しないことです。
僕自身がキャリアミスや企業ミスマッチを経験し、苦しんできているので、求職者の方には同じ思いをしてほしくありません。
ミスマッチを防ぐためにも、面談では、求職者の方の強み・弱みを一緒に探すようにしています。
“好きなことを仕事に!”というフレーズを耳にされたこともあると思うのですが、僕は好きなことよりも「得意なこと」を仕事にした方がお得だと思うんです。
同時に、苦手なことを仕事にしてしまうと辛くなってしまうとも思っています。
なので、今までで思いがけず成果が出せたことや、長く続けてこられたことの共通点を丁寧に見つけて、その方の得意や強みを活かせる就業サポートをしたいです。
「色々な職種についた経験」は僕の強みだと思います。
住宅など単価が高い商品を扱ったり、訪問販売をしたり、はたまた会社経営から人事まで、これまで様々な職務経験を積んできました。
それぞれの経験から得られた知識や情報を、求職者の方のために使っていきたいと思っています。
例えば、人事経験者から見たブラック企業の見分け方や採用面接官の意図。
なぜこの質問をしているのか、どういう部分を見られているのかなど面接対策に関しても、人事を担当していた僕だからこそお伝えできることがあると思います。
僕自身、転職の失敗経験・成功経験の両方を持ち合わせています。
失敗経験があるからこそ、皆さんには失敗しない就職・転職をしていただきたいなと思っていますし、同様に成功経験があるからこそ、皆さんの就活に少しでも役立てたいと心から思っています。
なので、どうか安心してご相談に来ていただければと。
僕にしかできない経験談の共有やサポートをさせていただくので、皆さんぜひUZUZに登録して、お話を聞かせてください!