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UZUZグループの“意思決定”方法

考え方

2024.9.02

週刊ひろき

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今回は、UZUZグループ(特に株式会社UZUZ)の“意思決定方法”についてお話しできればと思います。もしチームで意思決定をする必要がある際は、今回の内容を思い出していただけたら嬉しいです。

「最高の意思決定」をする方法

UZUZグループはどんどん成長しているので、新たなチームも着々と増えています。そしてチームができると、その中でも日々いろいろな意思決定の瞬間が生まれます。

 

チームの意思決定で大切なことは「決め方」「決める基準」の2つです。

【決め方】「多数決」という意思決定を捨てる

何かを決めるときに「多数決を取る」ことはよくあることです。でも重要な決断ほど、多数決はおすすめしません。

 

なぜなら意思決定は、チーム全員が「正解になるよう行動できるか」が極めて重要だからです。意思決定を取る時点では、それが正解になるか否かは分かりません。

 

多数決では、少数派が「自分たちの意見を押し切られた」という感情を持ってしまいがちです。そうなると不満を感じた人たちは、無意識で「結果として不正解になる」ような行動を取る傾向が高くなります。

 

つまり結果に対する責任感が希薄になるうえ、無意識で「みんなで決めたんだから自分は悪くない」と思いやすくなるのです。こうなると、組織としてのパフォーマンスはどんどん下がっていきます。

 

ではどうすればいいのか?

 

1)誰が意思決定者なのかを全員一致で決める。もし全員一致しなかったとしたら、全員一致するまで議論と投票を繰り返す。ローマ教皇の選挙、コンクラーベもこのやり方。
2)なされた意思決定が結果として正解となるように行動することを合意する。
3)各メンバーが、それぞれ自分がベストだと思う提案をする。
4)それらの提案を考慮して、意思決定者が決める。
こうすることで、その意思決定には強いパワーが生まれる。
引用:Facebook

 

一連の内容はFacebookの投稿で見かけたのですが、この方法を知った時にすごく腑に落ちました。

 

UZUZグループの経営チームでも意思決定において多数決を取ることはありません。全員一致するまで議論を繰り返し、みんなで結論を作って最終的な決定をしています。

 

【決める基準】人ではなく、ミッションで決める

「みんなで議論をする」というと、“みんなが納得するような妥協点を探しにいくリーダー”が生まれます。ですが、そのようなリーダーが意思決定権を持っているとチームは前に進まなくなります。

 

チームが存在する目的は、ミッションを達成することです。決して、参加メンバーが満足することではありません。

 

そのため議論をする際には、

  • この人が言っているから正しそうだ
  • 前は他の人の意見を聞いたから、今度はこっちの人を……

 

このように人で決めるのではなく「どの意見がミッション達成に近づくのか?」という“大きなゴール”を意識することが大切です。

 

ゴールを踏まえた議論を徹底するからこそ、人ではなくコトで物事を捉えられるようになります。

 

「自分の意見が否定された」という「人」として物事を捉える人が減り、「ミッションを達成するためなら、そっちの方がいいな!」と「コト」で捉えられる人が増えれば、自分の意見通りに意思決定が進まなかったとしても、受け入れやすくなります。

 

つまり「みんなで議論をする」際の意思決定の基準は、「ミッション」を軸におくと良いです。

 

意思決定者の判断はメンバー、ひいては顧客に対して大きな影響力を持ちます。自分が関わる仕事のメンバーがウズウズ働けるように、最高の意思決定スキルを身につけていきましょう!

この記事を書いた人
岡本 啓毅 おかもと ひろき 代表取締役社長

株式会社UZUZ代表取締役社長。北海道出身で高校卒業後、米国アラバマ州立大学ハンツビル校にて宇宙物理学を専攻。会長・今村と学生生活をおくる。大学卒業後は日本のベンチャー企業に入社するも、今村と約束した起業を実現するべく1年で退職。UZUZの副社長を経たのち、代表取締役社長に就任。