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UZUZ Plus、オープンしました

考え方

2025.8.22

週刊ひろき

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2025年5月1日に設立した株式会社UZUZ Plus(ウズウズプラス)。8月1日より、めでたく就労移行支援サービスもスタートしました。この場を借りて、新たに挑戦する「株式会社UZUZ Plus(通称:ウズプラ)」の全貌を詳しくお伝えできればと思います。

UZUZ Plus(ウズウズプラス)のミッションとは?

まずはじめに、UZUZ Plus(ウズウズプラス)のミッションについて。今回決めたミッションは以下の通りです。

UZUZ Plus(ウズウズプラス)のミッション

病気や障害があってもウズウズ働ける世の中をつくる

なぜこのミッションなのか

・病気や障害を持っている当事者の方々が、UZUZ Plus(ウズウズプラス)によってウズウズ働き、生きていけるようなサービスを提供していく

・ネガティブなイメージによって、病気や障害を持っている方々が生きづらくなってしまっている今の世の中を変える

・UZUZ Plus(ウズウズプラス)が発信する情報や、UZUZ Plus(ウズウズプラス)に関わる人を増やすことで「ウズウズ働ける世の中」を目指す

このミッションを達成するために、これから突き進んでいきます!

UZUZ Plus(ウズウズプラス)のサービスについて

UZUZ Plus(ウズウズプラス)は、就職率が高い就労移行支援施設を目指していきます。

 

UZUZ Plus(ウズウズプラス)の設立を進めていく際に、IT領域の就労移行支援事業を展開している株式会社キズキさんを訪問し、色々とお話を伺ったことがありました。キズキさんは、就労移行支援の中でも「就職率がめちゃくちゃ高い」という特徴がある企業です。

 

その理由の一つとして「就職」を全面に打ち出しているため、健常者寄りの方々の受け入れが中心となっていることが挙げられます。そのため、“就労移行支援に通う”というよりも“ビジネススクールに近い感覚で利用している方(ほぼ健常者に近い方)”が多いのだとか。たったの1ヶ月で就職を決めていく方もいるようです。

 

一方で健常者に近い方がメインになるからこそ、障害の度合いが少し重たい方はあまり合わなくなってしまっているとのことでした(できる方々ばかりの中で自分だけが上手くいかず、居づらくなってしまうそう)。

 

UZUZ Plus(ウズウズプラス)もキズキさん同様、就職率が高い就労移行支援施設を目指しています。しかしそれだけではなく「就職に近い方」「少し時間がかかる方」双方に適切なサービス提供をしたいと考えています。

 

そのため「就職に近い方向けの就労移行支援施設」と「少し時間がかかる方向けの就労移行支援施設」を、別々に作っていくことを思案中です。なぜなら、同じ関西エリアでコンセプトを明確にした福祉サービスを立ち上げれば、利用者に「UZUZ Plus(ウズウズプラス)は自分に合ったサービスを案内してくれる」と認識してもらえると思ったから。

 

正直な話、一つの打ち出し方(例:就職特化)で数を量産するほうが、事業として伸びるスピードは早くなります。しかしUZUZ Plus(ウズウズプラス)のミッションである「病気・障害があっても、誰もがウズウズ働ける 世の中をつくる」を達成するには、利用者の状況に合わせたサービスを複数展開していくことが効果的だと考えています。

 

とはいえ、まずはUZUZとの親和性も高い「就職に強い」という切り口でしっかり成果が出せる状態を作り、福祉サービスとしてのノウハウを貯めながら、徐々にサービス提供の幅を広げていく予定です!

UZUZ Plus(ウズウズプラス)オープンまでの「壁」

実は、2025年8月1日のサービス開始を目指す過程で、様々な障害がありました。

 

探せど探せど物件が見つからない。サービス管理責任者が採用できない。申請に必要なあれがない、これがない……。正直「9割くらいの確率でオープンは後ろ倒しになってしまうかもな……」という状況でした。

 

そんないっぱい立ちはだかった「壁」。少しだけ共有させてください。

 

こちらの記事でもお伝えした通り、福祉事業である就労移行支援事業で物件を借りる難易度は非常に高いです。良いテナントを見つけたと思ったら「オーナーNGになった」「役員の最終稟議で福祉施設への使用許可が下りなかった」などの“お断り”が続き、一から物件探しをやり直し……。冗談抜きで、そんなことが何度もありました。改めて、福祉事業に対する世間の目には、厳しい部分もあると実感しました。

 

「NGが出てしまったのは残念だけど、これはさらに良い物件に出会うチャンス!」と捉え、何度も何度もテナントを探し続けた結果、ようやく素敵な物件との契約に辿り着くことができました。

他にも、文章にしたら原稿用紙何枚分になるかわからない量の「様々な壁」が立ちはだかりましたが、そういった壁を一緒に乗り越えていったのが、事業責任者である後平(うしろびら)です。

後平は、アラバマ大学(私の出身大学)の先輩。日本に帰国してからは、地元の大阪に戻り看護師の資格を取得。看護師として働いた後に、地域包括センターのセンター長として勤務されていた方です。

地域包括センターとは

住み慣れた地域で、いつまでも安心して生活できるよう、介護・医療といったサービスの相談をはじめ、地域ぐるみで高齢者の方を総合的・包括的に支える機関のこと。

実は、UZUZグループとして福祉事業に進出するにあたって「中核となって活躍できる人材は、この方しかいない!」と思い、去年から何度も話をしていたんです。めでたくこの度、UZUZ Plus(ウズウズプラス)に入社してくれることになりました。

 

そんな後平のインタビュー記事が、オウンドメディア「第二の就活」に公開されています。ぜひこちらからお読みいただけたら嬉しいです。

 

キャリアアドバイザーの協力のおかげで、就労移行支援事業所には欠かせない「サービス管理責任者」や「生活支援員」も無事に採用することができました。

生活支援員とは

就労移行支援事業所における生活支援員は、利用者の日常生活におけるサポートや健康管理指導を行い、就労に必要な生活習慣を身につけるための支援を行う役割を担います。また、利用者が抱える日常生活の不安や悩みを聞き、解決につなげるサポートも行います。

その他、事務手続きを担当してくださった管理部や、内装を作ってくれたデザイナーなどなど、社員みんなの協力のおかげで、UZUZ Plus(ウズウズプラス)はようやくスタートラインに立つことができました。本当にありがとうございます!

オープン記念パーティを開催しました

いよいよスタートしたUZUZ Plus(ウズウズプラス)。先日、大阪拠点のメンバーやUZUZ Plus(ウズウズプラス)の社員のみんなで、ささやかながらオープン記念パーティーを開催しました!

パーティにおいて、福祉や就労移行に関して、キャリアアドバイザーのみんながUZUZ Plus(ウズウズプラス)のメンバーに質問していたり、逆にCRA業務についてUZUZ Plus(ウズウズプラス)のメンバーがみんなから学んでいる場面がありました。その姿をみて、UZUZ Plus(ウズウズプラス)は双方にとって価値あるサービスになると改めて確信が持てました。

 

就業決定を生むための技術研鑽はとても大切です。それに加えて、面談に来てくれた多様な方が、少しでも一歩前に進めるようサポートする。たとえすぐに決定に結びつかなかったとしても、前を向けるよう後押しする。

 
そういった取り組み・姿勢は、数字を追うだけではない「人材紹介業のやりがいや面白さ」に繋がっていくはずです。ですので、これからも連携を取りながらお互いに学び合える関係を作っていくつもりです!

UZUZ Plus(ウズウズプラス)の“これから”

そして、ここからが本番です。

 

無事にオープンできたと言っても、残念ながら、まだ利用者の方は一人もいない状態。ここからキャリアアドバイザーのみんなに協力してもらったり、マーケティングを強化していき、UZUZ Plus(ウズウズプラス)の利用者をどんどん増やしていくことが次のステップです。

 

大阪でUZUZ Plus(ウズウズプラス)の運営がうまくいけば、東京にも拠点を出せます。そうすれば、既往歴の方に対するサポート体制をさらに強化できます!

 

この記事を読んでくださっている皆さんも、新しいUZUZのチャレンジを、どうか応援してくださったら嬉しいです。

この記事を書いた人
岡本 啓毅 おかもと ひろき 代表取締役社長

株式会社UZUZ代表取締役社長。北海道出身で高校卒業後、米国アラバマ州立大学ハンツビル校にて宇宙物理学を専攻。会長・今村と学生生活をおくる。大学卒業後は日本のベンチャー企業に入社するも、今村と約束した起業を実現するべく1年で退職。UZUZの副社長を経たのち、代表取締役社長に就任。